勘違い misunderstanding 2004 6 18
みんな、勘違いがあると思います。
政府が景気回復宣言をしても、
日銀が景気の現状を上方修正しても、
相変わらず、庶民の景気は苦しい。
だから、デパートは見込みがない。
この判断は、半分正しく、半分誤りです。
経営体質が古いデパートは、今後も苦戦するでしょう。
しかし、経営改革を断行できたデパートは有望です。
なぜならば、このような経済状況では、
消費の二極化が起るからです。
普段の生活は、スーパーの特売で食料品を買ったり、
100円ショップで買い物をするでしょう。
しかし、休みの日には、ちょっと贅沢気分を味わいたい。
いつも節約で疲れている。
たまには、ちょっと贅沢をしたいという気分になるのです。
これを、「節約疲れ」というか、
「週末に贅沢をするために、普段は節約をする」と言えるでしょう。
消費者には、こうした二極化が起るのです。
今の消費者は、昔の消費者と違って、
節約生活を、十年も続けられません。
もちろん、全部のデパートが有望でありません。
顧客主義という経営改革を実践できたデパートだけです。